Part 02 Chapter 06(P.84)
浮動小数
小数を扱う時のデータ型
<double> 特に理由がなければ通常 double を使う。(範囲が広く精度が細かい)
<float> 膨大な個数のデータを扱う時
普通に小数点つきの数字を使う
double型かfloat型かを明示的に示す場合は数字の後ろにd、fをつける。d=double,
f= float
数字の後のd、f(大文字でも可)を省略した場合はdouble型とみなされる。
誤った例:1.2はdoubleリテラルなのでfloatに代入できない
無限大と非数
小数のデータ型には、無限大と非数という特別な値が用意されている。整数の場合、0で割ったときは例外がスローされるが、小数の場合は無限大の数を返すことになっている。無限大には正と負がある。
例:
Infinity=無限
➜ datatype java Renshu_ori_2
Infinity
-Infinity
計算結果が節絵な場合(計算できない場合)びは非数を返すことになっている。
NaN=Not a Number
➜ datatype java Renshu_ori_2
NaN
NaN
NaN
論理値
論理値とはYesかNoか、真か偽かの二者択一を表すデータ型。真偽値ともいう。データ型はboolean(ブーリアン)
二者択一なので値の範囲はTrueかfalseの2つしかない。リテラルもTrueかfalseを記述する。
boolean型は論理演算、if文などとよく使われる。
文字
文字とは単一の文字を表す。文字列ではない!
文字のデータ型は char
charのリテラルは'(シングルクォーテーション)で囲んだ1つの文字で表す。
➜ datatype java Renshu_ori_2
A
あ
複数の文字をを記述するとコンパイルエラーになる。
➜ datatype javac Renshu_ori_2.java
Renshu_ori_2.java:3: エラー: 文字リテラルが閉じられていません
char b = 'あい';
^
Renshu_ori_2.java:3: エラー: 文字リテラルが閉じられていません
char b = 'あい';
^
Renshu_ori_2.java:3: エラー: 文ではありません
char b = 'あい';
^
エラー3個
¥uで始まる4桁の16進数で記述することもできる。
Unicode(ユニコード)という文字コードの番号で「あ」を表すのが3042。
しかし「¥」では当環境ではエラーになるので「 \ 」バックスラッシュで記述した。
(MacのJISキーボードの場合、英数でoptionキー+¥で入力できます)
➜ datatype java Renshu_ori_2
あ
なお、
文字リテラルの中の¥(円マーク)は¥という文字ではなくエスケープシーケンスという特殊な文字を表す書き方です。
エスケープシーケンス |
説明 |
¥n |
改行 |
¥r |
復帰 |
¥t |
タブ |
¥b |
バックスペース |
¥u |
16シンスUnicode文字 |
¥’ |
単一引用符(シングルクォーテーション) |
¥” |
二重引用符(ダブルクォーテーション) |
¥¥ |
文字の¥ |
このエスケープシーケンスはシングルクォーテーションだけでなくダブルクォーテーションで囲まれた文字の中でも利用できます。
本日はここまで。
学習テキスト